平成28年度 阿波人形浄瑠璃振興事業 成果発表公演「阿波人形浄瑠璃公演」
■開催日時
2017年2月26(日) 13:00~15:00
第2部 人形浄瑠璃 三位一体を知る ~太夫 三味線 人形 の絡み合い~
■概要
県内で活動している阿波人形浄瑠璃関係の人形座にプロの人形遣いを派遣し、技術の習得やさらなる向上を目指すとともに、阿波人形浄瑠璃の振興や活性化、さらなる発展を目的とした当事業。今年度は神山町を拠点とする寄井座を対象に事業を実施し、人形遣い・勘緑氏の下、約1年間稽古を重ねてきました。
今回成果発表公演として大夫・宮崎照美氏、三味線・鶴澤友丸氏を迎えて寄井座が演じるのは「實録建治山御法之花(じつろく こんじやま みのりのはな) 貞阿上人滝行場の段(ていあしょうにん たきぎょうばのだん)」。プロによる再構成を経た作品を寄井座が熱演しました。
また、公演第2部では、女流義太夫・竹本土佐子氏、鶴澤三寿々氏をゲストとして迎え、勘緑氏主宰の木偶舎による人形を交え、「人形浄瑠璃 三位一体を知る ~太夫 三味線 人形 の絡み合い~」と題したゲスト公演を行いました。初心者にも分かりやすい解説やインタビューを交え、「酒屋のお園」「壺阪の万歳」など有名演目の一部を上演。徳島では滅多に見られない、大変貴重な共演となりました。
<稽古の様子>
<本番の様子>
■お客様のご意見・ご感想
(1)性別
(2)年齢
(3)満足度
■お客様からいただいたご意見・ご感想
・人形がすっきり浮かんで大阪の文楽を見ているようでした。大夫さんや三味線もよかったです。勘緑さんに惹かれて見に来ました。寄井座の皆さん楽しませていただきありがとうございました。
・舞台がきれいで照明が人形を際立たせていました。心情がよく分かる演出だったと思います。
・大変感動しました。話の筋も説明をしていただいての上演だったので理解できました。寄井座は神山町の誇りだと思いました。ありがとうございました。
・「傾城阿波の鳴門」しか見たことがなかったのでとても新鮮でどれもよかったです。
・少し期待とは違っていましたが、力を合わせて文化継承の心を感じました。私も大切にしたいと思った。お代が500円というのはとてもありがたいと思いました。2部はよかったです。
・最初にストーリーや苦労話を聞けてよかった。文化を残し大切に引き継いで欲しい。