2017/11/22

第72回夏期阿波人形浄瑠璃大会

・開催日時 
 2017年7月22日(土)23日(日)
 開場 9時30分  開演 10時

・開催会場
 あわぎんホール 1階 ホール

・出演
 県内人形座
 ゲスト:庄内出羽人形芝居

・概要
徳島県内の人形座が一同に会する人形浄瑠璃の祭典。阿波人形浄瑠璃の保存継承・成果発表を目的にし、公益財団法人阿波人形浄瑠璃振興会との共催で今年も実施しました。特別ゲストとして、山形県から庄内出羽人形芝居を招いて、公演だけでなく庄内地方の物産販売なども行い多くのお客さまにお楽しみいただきました。

・公演の様子
22日(土)イベントのオープニングは阿波木偶箱廻し保存会の「三番叟まわし」から!

こちらは勝浦座
 1枚目は「御所桜堀川夜討 弁慶上使の段」
2枚目「絵本太功記 尼ヶ崎の段」
絵本太功記は、座りっぱなしのシーンが多いため足遣いさんには非常に辛い演目です。
この時の足を遣ったのは、勝浦座が指導に行っている勝浦高校(現小松島西高校)の民芸部のOB達(※)とのこと。勝浦座にとっても嬉しい出演ですよね!
※H23年度に当財団の事業「人形遣い派遣事業」でも指導に伺いました!

23日のオープニングでは平成座と平成座ジュニアクラブ・川内北小学校人形浄瑠璃クラブによる寿式三番叟。

次はふれあい座による「傾城阿波の鳴門 十郎兵衛内の段」

このふれあい座は当財団の事業で県内人形座のスキルアップを目的にした「阿波人形浄瑠璃振興事業」により、木偶舎の勘緑氏による指導を受けて臨みました。
こちらは稽古の様子。
立ち方・目線の位置などの基本はもちろん、その時の人形の心情なども理解した上での演技(実技)指導。最後に出てくる岡っ引きの十手の持ち方なんかもこだわったんですよ。
この阿波人形浄瑠璃振興事業は来年も実施します。
来年の夏期大会に発表の場を設ける予定ですので、是非注目してみてくださいね。

そして今回のゲストの庄内出羽人形芝居による「春日熊野丞たぬき退治」
人形は主遣いの人が膝をついて1人で遣っています。
2枚目は「出羽人形ばやし傘おどり」
伝統的な演目で歌と三味線が入って華やか。
庄内地方の物産販売も行われました。
 好評につき完売!
庄内出羽人形芝居は非常にテンポが早くスピード感があるお芝居で、ゆっくりとした人形浄瑠璃との対比は見ていて面白かったですね。
来年の夏期大会もご期待下さい。